伊賀の乱 拘束

イントロダクション

天正九年。伊賀の国は、織田信長と甲賀の連合軍により一度滅んだ。
その原因は伊賀の上忍、下山甲斐の謀反であったと言われている。
これは、伊賀が滅亡する直前、伊賀復興のため、ある密命を受けた忍びたちの物語である。

主人公の多岐野役には、『VERSUS』で映画デビューし『仮面ライダー響鬼』『偽りの花園』でブレイクした、松田賢二。心優しく豪腕な忍びをシリアスに演じ、物語に緊迫感を与えた。
もう一人の主人公の李局役には、TVドラマ『人間・失格』で役者デビューし、その後『カミュなんて知らない』において高い評価を得た、柏原収史。盲目で聡明な難役を見事に演じ、本作で新境地を切り開く。
そして、ヒロインの佐和役には『爆竜戦隊アバレンジャー』で注目され、『サラリーマンNEO シーズン2』で更に人気を高めた、いとうあいこ。キュートなイメージを一新し、妖艶さを秘めた女忍びを体当たりで挑んだ。
監督は、本木雅弘が主演した『巌流島 GANRYUJIMA』で監督・脚本を務めた千葉誠治。スタイリッシュな映像には定評があり、スリラーや忍者映画を最も得意とする。

今年の11月には、『SAW 4』の日本での劇場公開。相変わらずソリッド・シチュエーション・スリラーの人気は止まることを知らない。その一方で、『武士の一分』のスマッシュヒットや『椿三十郎』リメイクの期待の高さから見ても、時代劇映画の注目度は非常に高い。

相反する二大要素を絶妙に融合した『伊賀の乱 拘束』はまさに今、時代が求める作品といえよう。

ストーリー

天正九年(1581)。関が原の戦いの十数年前、伊賀の国は織田信長とその次男、北畠信雄の連合軍により一度滅んだ事がある。
その原因は、伊賀の上忍であった下山甲斐の謀反であったと言われている。伊賀は、甲賀の導きにより里へ入り込んだ織田の大軍と、織田に忠誠を誓った甲賀の忍びにより壊滅的打撃を受け、多くの忍びの命が奪われた。
そんな中、裏切り者を探す伊賀の忍びと、敵対する甲賀の忍びたちによる壮絶なまでの駆け引きが行われていたのだった・・・

大戦の砲火が激しさを増す最中、伊賀の下忍である多岐野、辻壱と、盲目の李局は深森の中のとある洞窟に辿り着く。
そこで目撃したのは、血を流して死んでいる義盛。無残な死体を見て愕然とする3人であった。
義盛は甲賀と内通する裏切り者の伊賀の下忍。そして、多岐野たちは上忍からの命を受け、義盛の行方を追っていたのだった。

だが、不可解な事に、義盛の死体の横には女忍びが倒れている。両手を縛られた上、目隠しと猿ぐつわをされ、呻き声を上げていた。
ここは、伊賀の忍びのみが知る秘密の洞窟。佐和と名乗る女忍びを見知らぬ多岐野たちは、佐和が義盛の仲間であり、甲賀者に違いないと推測する。しかし、意外なことに目隠しを外された佐和は、義盛の死体を見て驚く。
すると、鉄砲の音が近くで聞こえる。この秘密の洞窟にも危険が迫っているのだ。そんな状況に痺れを切らした、3人の中で最も獰猛な辻壱が佐和を虐げ、詰問する。

佐和はある隠密の最中に、義盛によって拘束され弄ばれたという。忍びが敵に捕まれば、2度と仲間に信用されず、殺されてしまう。弱みを握られた佐和は仕方なく、義盛に指示されるがまま奔走し、ある密書を手に入れた後、この洞窟へ呼びつけられた。
そして、義盛とこの洞窟で落ち合った直後、突然背後から誰かに襲われ、気を失ったのだった・・・

キャスト

裏切り者を追う男・多岐野
松田賢二
1971年大阪府生まれ。
劇団俳優座出身。00年に『VERSUS』(北村龍平監督)の準主役として映画デビュー。その後、『隠忍術 しのび』シリーズ(01・02年/主演)、『外伝・麻雀放浪記』(02年/主演)、『手紙』(03年/松尾昭典監督)、『ALIVE』(03年/北村龍平監督)、『ロデオドライブ』(03年/加納周典監督)など、TV・ビデオ・CMと活躍の場を広げていく。そして、05年『仮面ライダー響鬼』にザンキ役で出演。幅広い年齢層にファンを拡げた。
近々では昼ドラ『麗わしき鬼』に出演し、多くの女性ファンを魅了している。
〔主な出演作〕
映画
『red letters』(06年/千葉誠治監督)『怖い顔』(06年/本田隆一監督)
『ブレイド 剣-Tsurugi-』(06年/中田圭監督) 『飼育の部屋 連鎖する種』(04年/横井健司監督)
『VERSUS -ヴァーサス-』(00年/北村龍平監督)
テレビドラマ
『麗わしき鬼』(07年/フジテレビ系) 『仮面ライダー響鬼』(05年/テレビ朝日系)
『ダンシングライフ』(03年/TBS系)

盲目の伊賀忍・李局
柏原収史
1978年山梨県生まれ。
94年『人間・失格 たとえばぼくが死んだら』(TBS系)で役者デビュー。その後、98年『凍りつく夏』(日本テレビ系)において、トラウマを抱えた少年の役を演じ、高い評価を得る。
また、00年『スリ』(黒木和雄監督)で日本映画批評家大賞・新人賞を受賞、06年『カミュなんて知らない』(柳町光男監督)では、カンヌ国際映画祭、ニューヨーク映画祭、台北金馬映画祭などに出品され、東京国際映画祭では「日本映画・ある視点部門」にて作品賞を受賞するなど、実力派若手俳優として活躍中。また、端整なルックスでファンから絶大な人気を誇る。
〔主な出演作〕
映画
『出口のない海』(06年/佐々部清監督) 『日本以外全部沈没』(06年/河崎実監督)
『カミュなんて知らない』(06年/柳町光男監督)
『きょうのできごと』(04年/行定勲監督) 『血と骨』(04年/崔洋一監督)
テレビドラマ
『ファースト・キス』(07年/フジテレビ系) 『パパとムスメの7日間』(07年/TBS系)
『アンナさんのおまめ』(06年/テレビ朝日系)『Mの悲劇』(05年/TBS系)
『エースをねらえ!』(04年/テレビ朝日系)

妖艶の女忍び・佐和
いとうあいこ
1980年神奈川県生まれ。
99年、大塚製薬ファイブミニのCMでデビュー。その後、03年『爆竜戦隊アバレンジャー』(テレビ朝日系)のアバレイエロー・樹らんる役に抜擢。
その癒し系美女のキャラクターで多くのファンを掴む。05年『GO!GO!HEAVEN!』(テレビ東京他)等の出演を経て、06年愛の劇場『スイーツドリーム』(TBS系)の主役、佐野史織を演じて一躍「お昼の顔」に。
最近では、『サラリーマンNEOシーズン2』(NHK)でコントに挑戦したり、『趣味悠々』、『3か月トピック英会話』(NHK)などにも出演。キュートで親しみやすいキャラクターで幅広い層に人気がある。
〔主な出演作〕
映画
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06年/松竹)
『ラブサイコ 狂惑のホラー 「最高の彼氏」』(06年/角川)
『爆竜戦隊アバレンジャーDELUXE アバレサマーはキンキン中!』(03年/東映) 
テレビ
『サラリーマンNEOシーズン2』(07年/NHK) 『炎の警備隊長・五十嵐杜夫5』(07年/テレビ朝日系)
『スイーツドリーム』(06年/TBS系)
『貞操問答』(05年/TBS系) 『爆竜戦隊アバレンジャー』(03年/テレビ朝日系)

剛腕の無法者・辻壱
永倉大輔
1963年東京都生まれ。
1988年『極道渡世の素敵な面々』(和泉聖治監督)にて映画初出演。一時期、第二の高倉健と評されたことも。
07年、インターネットを中心とした、斬新なプロモーションが注目された、893239ヤクザ23区「だいちゃん」の主演が高い評価をうけ、水上竜士・脚本・演出「壊れゆく時を越えて」として舞台化され主役をつとめる。
主な出演作品は、『犯人に告ぐ』(瀧本智行監督)、『男たちの大和』(佐藤純彌監督)、『雨鱒の川』(磯村一路監督)、『力道山』(ソン・へソン監督)。 いずれも名バイプレイヤーとして活躍している。

参考情報

伊賀の乱 拘束リンク